
Jake が世帯に入り、二人の生活がはじまりました。
でも彼はまだ居候の身分。

Jake が寝ても、Tina はまだパソコンに向かっています。
いままで夜中までラウンジで働いていた彼は、これを機に仕事を辞めることにしました。ぐっすり眠っています。

Jake は早く目が覚めてしまい、新しい家にキョロキョロしています。

そうだった、昨日から Tina の家で生活してたんだ。
まだ二人ともピンと来ていません。

Jake は夢中でピアノを弾いています。夜の仕事を辞めて時間ができたので、ずっと家で過ごせます。

ピアノの曲がたくさんありすぎて、覚えきれないけど、

これでいつでも好きな曲を弾いてもらえます。
何曲あるの ? 聴きたい曲がたくさん。

Jake は音楽に多才なので、いろんな楽器が演奏できるようです。
さっそくギターを買ってもらいました。ドラムも、ベースも、これから購入します。
働いていないから全部 Tina の給料で買うんだけどね。彼が欲しがる楽器はなんでも買ってあげたい。

「そこ、気をつけて。バランスくずすとズリッと落ちるわよ」
(ソファが動いてまんなかからずっこけそうに見える)

「これ、すごく座り心地いいね」
「でしょ、このソファはずいぶん探したのよ」
カスタムコンテンツのソファーセット、めちゃくちゃ気に入ってます。このクリエイター様のアイテム素晴らしい。

くつろぐひまもなく、彼女はまた仕事です。
24時間、呼び出しがあれば、すぐ出かけます。

家に戻ってきても、誰かから電話がかかったり、また急に呼び戻されたり、いつも落ち着きません。
あまりの多忙さに、Jake が驚いています。

Jake: 「そんなに忙しいと体もたないだろ、たまには休み取ったら ? 」
Tina:「これが普通だから、別にいいのよ」
Jake: 「でも、もし子供がいたらそんなにハードな勤務しないよね ?」
Tina: ( ・・・なに ? 突然そういう話 ? ・・・)

Jake:「だから、ホラ、育休とかあるんだよね ? 」
Tina:「イクキューってなに ? それシム語 ? 」
Jake は家族志向なので、まだ恋人にもなっていない Tina の将来をものすごく妄想して、子供の心配までしているところです。
Tina は危険な仕事もあるから、家族を持つことをあまり考えてない状態。
Jake の吹き出しにやたらとくまのアイコンが出て、子供の話をしたがるので、話がまた家族志向に傾いてきました。

Jake、いろいろ考え中。
実は彼の性格、音楽のこと以外は、すこし天然はいってます。

Jake はひらめきました。Tina に子供ができれば、もっと楽な仕事に変えてもらえるはず。
がんばって、ロマンチックなカクテルを作ってます。Tina をその気にさせよう。
自分がなんとかしてあげたい、という考えになっているようです。

Jake はどこかズレてるかもしれません。でもまじめな性格です。

Tina:「これ、美味しいわ」
Jake:「おかわりつくるから、じゃんじゃん飲んでね」

Tina:「いい気分。酔っ払ったわ」
彼女はお酒が大好き。

Jake:「じゃあ、結婚しようか」
Tina:「 ? 」

Tina:「あれ、頭がまわって理解できないわ」

Jake:「結婚してくださーい」

Jake:「タンタカタ〜ン♫」

Jake が一生懸命セレナーデを送ります。

Jake:「ねえ結婚してみる ? ボクが専業主夫になるからさ」

Tina:「え〜どうしようかな。しちゃおうかな〜」 (完全に酔ってます)
Jake:「はい、決まり。明日役所に行こう」

Tina:「はあーーーっ! 」 (たぶん今夜のことは覚えてない)

Jake:「おつかれすぎだよ。ゆっくり休もう」

Jake:「じゃあ結婚するまえに、恋人になろうよ」

Jake:「それならいいよね」
Jake は、 Tina を楽にさせてあげたいという一心で突っ走りました。きっと本人も口説いてるという自覚はない。Tina も酔っぱらって、ハイハイうなずいたけど、多分わかってないと思う。
ちょっと変わったシチュエーションで、なぜか急にひらめいて二人の恋愛関係を作ってみました。
つづきます >> 第12話 想像できません
CC: Hydrogen Living by wondymoon (TSR)