
まるで泣き腫らしたような顔。ずっと泣いてたのかも。

「悲しいけど、今日は大事な日だからしっかりして」

「そうだったね。ちゃんとしなきゃ。いつ産まれてもいいようにね」

今日は赤ちゃんが産まれる日です。泣いてるひまがありません。

きました、陣痛が。

冷静に、病院へ向かいます。

男の子の誕生です。気持ちが救われました。

翌日は出産祝いでまたパーティを。でも、Susie が ずっと泣き続けてます。みてる方が辛かった。号泣してました。

亡くなってから まだ数日だからね。喪が明けるまで時間がかかります。

なぐさめようがないほど痛々しい Susie 、赤ちゃんのお祝いどころじゃありません。あれだけ愛されてたからショックも大きかったでしょう。
いつもはパーティの最後まで残る Susie が、この日はなぜか一番先に帰ってしまいました。まだ部屋は他のシム 達が踊っている最中です。
そして、まさかの次の衝撃が・・・

Susie が亡くなりましたって。えええーーーーー
衝撃的すぎます。予告無しで? 突然 ?

続けて正式な訃報がきました。
信じられない。うそでしょ?あまりにもあっけなくて、
通常のプレイでは、シムが老衰で寿命が来るときは、数日前に予告があるから心の準備ができて、きちんと見送りするので、そのイベントが自覚できたけど、
一番大事な人がそんなに突然消えてしまうのは衝撃すぎて、放心状態でした。
後追いするかのように、2 日後に亡くなる、って、おしどり夫婦のバンチさんと一緒、そういうパターンなのかな。
信じたくない。だって、二人のゴーストの姿も死神の登場も、昇天するシーンも見てないから。

あきらめきれません。こんなに長いプレイをして、まさか Susie が突然いなくなるとは悔やむばかりで、
かといってやり直す気にもなれず。
ふと、若返りポーションを思い出しました。せめてこれを使ってなにか出来ないかと考えました。自分の気がおさまるように。

これは夢なのか、現実かわかりません。
イクバルも Susie も最期の瞬間を見ていないので、ホントはまだどこかで生きてるのかもしれません。

Rocky が見た夢かもしれないし、
彼らが誰にも内緒で計画的に実行したことかもしれないし、

でも二人は若返りポーションを飲んで、

新しい人生を作ろうとして、




「?」
(え、ちょっとまって… )

( 記憶では、まゆげは、こっちの… いやいや、まあいいか )




誰も知らない田舎町にいって、

のんびりガーデニングをしたり、

大好きな釣りをしたり、

得意な手料理を毎日つくったり…

「なあ、パパは昨日不思議な夢をみたよ。かあさん達がどこかで幸せに暮らしてる夢」
Rocky はいい夢をみて、それから気持ちが吹っ切れてその後は日常生活に戻れました。
つづきます >> 第15話 (完) いつでも笑おう