究極のカクテル | 第3話 ルームシェアしよう

雨が降りそうな曇り空だけど、今日はセレブたちが多い住宅エリアの高台に来てみました。

「ここ眺めもいいし、こんな場所にお店をたてたいな」

将来の夢をいまから思い描いています。

今夜もリッキーのお店を手伝っています。これもスキルアップのひとつ。

リッキーにはもっといいお店でバーテンダーをして欲しいけど、彼も一から出直してコツコツ上がっていく、というスタイルにさせます。

彼はカクテル作りの腕は誰にも負けないけど、お客さんとけんかになりそうなことがあるため、なかなか一流のお店では雇ってもらえない、というイメージです。接客も一流にならないと、プロのバーテンダーとは言えません。

今日は公園のお祭り広場に遊びにきました。パイの早食い競争をはじめたので自由させてみました。

隣にはミュージシャンのローラ・ベル  ( Lola Belle ) がいます。

ほら、早く撮ってよ、サービスショットの顔してるんだから、

っていわんばかりに顔をあげて、待っているので、記念にパチリ、撮りました。それはチェリーパイ ?  

そのままリッキーのお店に行きました。隣にいたローラも誘って。彼女もいま、口のまわりがパイだらけの顔しています。

「えーっ、テレビに出てるあのローラさん ?  気がつかなかった〜 」 

彼女、超セレブなミュージシャンなので、有名人に会えてケイトリンが喜んでいます。

この日は他にもいろいろ知り合いができて、楽しい夜でした。

ミック・シットアップ (Mick Situp ) とも出会いました。このときはさらりと挨拶しただけでしたが、

実は、主人公が結婚するのは、このミックです。

えっ、もうネタバレ ?  いいのいいの、サクッと紹介。 

理由は、彼がケイトリンと同じ夢を持っていたからなんです。

でもこの頃はただのお友達で、その後も長いあいだずっと、進展はなく、こんな早い時期に二人が知り合っていたことすら忘れています。

(プレイしている自分も最初の予定とは変わってまさかこのシムがケイトリンの心を射止めるとはびっくり。予定外の流れに進み、どんでん返しが起こって、プレイがおもしろくなります)

ローラがひょっこり家に遊びにきてくれました。

ケイトリンは、初対面の時ははしゃいでいたけど、あらためて顔を合わせると、有名人を前にすごく緊張して手が震えているように見えます。

でも将来お店をもったらセレブの接客も大事だから、いまから知り合いになれてよかったじゃない。

またピン姉さんのカウンターに遊びにきました。何かあればここにきて、なんでも話します。

お店とは違う空気で、この場所にくると新鮮な気持ちになれます。

「セレブや有名人ほど、素顔を隠してふらりと飲みにくることがあるから、気がつかないふりして普通にふるまうのが大事よ」

みたいなアドバイスしてるのかな。

明け方の月が沈みかけてる時間帯です。水面に月が映ってます。これはいい瞬間。

夜通しライトがまぶしい街です。夜景に見とれました。

ある日、朝早すぎる時間にリッキーから「デートしよっか ! 」 と電話がかかってきました。びっくり。

まだ外はうす暗いのに。でも彼らの生活サイクルだと、朝しか会えないのでこうなるのかな。

うれしかったです。まさかリッキーからデートの誘いがくるとは。バーテンダー職のシムたちでも、向こうから誘ってくれることがあるんですね。

どうしたの、照れくさそうな顔。普段はお店ばかりだから、二人きりで外で会うなんて、照れるよね。

いま外は気温が低いのに、リッキーが手袋をしていないのが気になります。寒いでしょ。

大丈夫だよ、って言ってるけど、手がかじかむとカクテルが作れないから、しもやけに気をつけて。

「金欠で、手袋買う余裕がないんだよ。シェアルームの家賃も貯めてるし、借りた車をぶつけて修理代の借金も残ってるしさ」

またイメージがわきました。リッキーはカーマニアの特質があるので車が大好きなんだけど、友達の車を壊して返済に追われている状態にしよう。彼はタウニーなので、どこかで共同生活をしていますが、その部屋代さえきっと払えないピーピーな生活。

せっかく朝早く会えても、午後はリッキーの仕事ですぐ出かけてしまうので、数時間だけスポーツバーで過ごします。 

以前カウンターにいたジャックも、他の店に転属になっています。

新しいバーテンダーが、パフォーマンスをしています。

ケイトリンも、はやくあんな風にカクテルを作りたいね。

練習したいので、隣のバーのヴィクトリアにちょっとだけカウンターを変わってもらいました。

ヴィクトリアがこちらの席にきてグビッと一杯やってます。他にお客がいないので、休憩中です。

「あ〜あこの商売、長時間労働でやってられないわ」

なんてボヤきながら飲んでるみたい。

ホント、この店は一番営業時間が長いんじゃないかな。

日をあらためて、

リッキーが家に呼びました。午前中です。でも仕事の時間が気になって落ち着いてゆっくりできません。

ケイトリンは提案しました。

ねえ、うちにおいでよ。

軽い気持ちで誘いました。カクテル作りを教えてくれる分、お礼に家賃はシェアしなくていいから、時間もお金も節約できて、いいアイデアでしょ。

リッキーは、今まで共同生活していたバーテンダー仲間と離れてこちらに移りました。

「よし、じゃあ今日はこのワザを教えてやるよ」

リッキーが軽々とボトルを振り回しています。

早々に彼を世帯に入れてしまったけど、楽しくなってきました。

カッコイイな。これから毎日彼のパフォーマンスを見られます。

ロミオが遊びにきました。

「おい、こんな奴を家に置いて大丈夫なのか ?  」

といいながら、本当はリッキーとロミオも親しい友人関係で、信用されていることにします。もしかしたら、車を借りてぶつけたのって、ロミオの高級車だったかもね。イメージわきます。

ロミオはリッキーを弟のように思って、気にかけてくれます。仕事の世話をしてくれたり。

今日もいい話をもってきてくれました。新しい店を紹介してくれるって。

「チェッ、また用心棒かよ  ! 」

「いいじゃない、客層が違うんだから、久しぶりにお店の感覚を取り戻したら ? 」

今までのダンスクラブもよかったけど、リッキーにはもっとランクアップして欲しいので、少しずついいお店に移動してもらいます。でもいきなりはずるいので、こうやって交互に。

ブリッジポートには、庶民的な店から高級クラブまで、いろんなランクのお店があるので、職場が変わるのも楽しいです。

(ちなみに、世帯にいても NRaas_Register の設定で仕事が継続できました。表示は無職だけど、別のところでコントロールされているので、バーテンダーや用心棒の仕事も可能なようです。これは便利 )

しばらくはルームシェアで、忙しい生活が続きます。

つづきます >> 第4話 グラスの中に愛はあるのか ?  

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