究極のカクテル | 第2話 その言葉が励みになりました

高層アパートの横に地下鉄の出入り口が見えました。ベンチもあるのでちょっとひと休み。ホントに大都会の片隅にいる気分を味わえます。

カクテル作りのスキルアップは順調です。

(関係ないけど、レイトナイト付属の新しい服は、胸が強調されるデザインが多いな。この服、彼女には色っぽすぎる)

リッキーが家に来ました。

彼らの仕事はローテーションがあるようで、リッキーもお店を異動して勤務時間が変わったので、少しプライベートな時間が増えました。

彼のカクテル作りは、かなりの腕前です。

この髪型がいいんだな。無精ひげやアゴのラインも、不思議な魅力があります。

あーまだだめ、ちょっと近いよキミたち。修行中なんだから、ラブはもう少しあとにして。

リッキーは手が早そうだな。この目で「ねぇ、いいだろ」とか言われたら思わずうなずきそう。

・・・まだだめです ! 

はい、じゃ修行に戻ろう。シャカシャカ、何度も練習してるから、そろそろ師匠の合格点が欲しいんですけど、いかがでしょうか。

真剣な顔です。今後こそ…

やば… また失敗。  もう顔を背けてます。

このあと、リッキーが「ぶはー」っと吐き出すシーンがあるけど、もう省略。

「ほいじゃ、今日から新しい店だから、あとで遊びに来いよ」

と、駆け足で仕事に出かけました。彼は知り合いの口利きで、バーテンダーに復帰できたようです。

しばらくはこの姿で出勤です。

夕方、彼女もお店へ遊びに行きました。ここは港に近い倉庫のダンスクラブ。

入り口でしゃべった男性、誰だろうと思ったら、警察官のロミオ・レイク ( Romeo Rake ) でした。

ロミオと親しくなったのはこの時のプレイが初めてで、最初は興味なかったけど、彼のキャラが気に入って、よく登場するようになります。捜査の仕事で今夜は変装しているのかな。

リッキーはこのお店、似合ってます。

この街で顔が広そうなロミオが、リッキーに仕事を紹介してくれたみたい。彼らは車好きの共通点があるので、親しい関係のようです。

( 本当は、MOD の NRaas_Register を使ってコントロールしています。今後もバーテンダーの移動は自分の判断で時々動かします。彼らの状況も、イメージにあわせてストーリーを作っていきます ) 

ロミオはただの女性好きなおじさんと思ったけど、陽気に踊ったり飲んだり口説いてきたり、すごく面白くて、好きになってきました。

はずみです。ホント、少し酔って、踊りすぎて楽しくなって、ロミオは手が早いから。

このあと、ちゅっ、としちゃった。

でもケイトリンは、堂々としています。彼女も、上手なんですよ。

ロミオは、きっと口説いてばかりで

 「僕は仕事の関係で夜の店は顔パスだから、いつでも好きな店に連れて行ってあげるよ」

とか、

「夜の街は危ないから一人で飲みに行ったら帰りは電話するんだよ、僕のスポーツカーで 3 分以内に迎えに行くからね」 

とか、

ロミオが言いそうなセリフがすぐ作れます。 

この頃から、私はロミオのキャラを勝手に作ってちょいワルオヤジに仕立てています。

友達が増えました。またホームパーティを開いて、みんなにカクテルを披露します。

でもまだ無理。レベル 4 くらいなんだけど、全然ダメです。

あーあ、ロミオもひと口飲んで、「まずい」とつぶやいたような顔。

「悔しい・・・どうしてうまくできないんだろう」

 ケイトリンが泣きそうな顔をしています。がんばれ〜

「大丈夫、いまに一流のカクテルが作れるさ。僕が味見するから僕のために毎日作ってくれるかい ? 」

 みたいな口説き方で、じわじわと迫るロミオのセリフを想像します。やらしそーなオヤジの目で、とにかく女の子をつかまえるのが上手。

見た目と違ってこのおっさん、警察官のキャリアレベルがすごいのがびっくり。かなり上層部のポジションでした。そこがまたキャラクターに味がでて、いじりがいがあります。

今日は友達のコスプレパーティに呼ばれました。高層階でベランダからの見晴らしがすごい。

ロミオも来てたんですけど、なーんで似たようなコスチュームなの。

君とペアで着たかったからさ、みたいなうっとおしいセリフをしゃべってるかもね。

ちょうど秋から冬に向かう寒空で、山にうっすらと雪が積もって、この景色も爽快です。

ようやく、火を使ったカクテルが作れるようになりました。だんだん本格的になってきます。

ある日、オフィスビルの一角にバーがあるのを初めて知りました。カウンターには ピン・イン (Pin Yin) が配置されています。

外でもこんな風に飲める場所があるなんて、ちょっと新鮮でした。仕事帰りの一杯、いいな。

(それよりも、ピン・インって名前が… チャイナ系 ? )

さっそく手伝わせてもらうようお願いしました。 

一生懸命なケイトリンの姿を見て、ピンの顔が「へぇ、あなた、やるじゃない」って言ってるように見えました。

たぶん、褒められた思います。英語がうまく訳せないけど、 ” いい心構えだわ、続けてがんばりなさい ” ってニュアンスだと思う。

” Go ahead, I like your attitude ! Mix ‘em like there’s no tomorrow ! ”    

このメッセージ、なんだかものすごく嬉しかった。コツコツ頑張ってる彼女がちゃんと認められたようで。このやりとりがきっかけで、彼女が好きになりました。 

ピンは姉さん的な雰囲気で、カクテル作りのコツやお客の接し方や、いろんなことを惜しみなくケイトリンに教えてるように見えました。

これからピン姉さん、と呼ばせてください。

彼女とも長い付き合いになり、大切な友人になります。

つづきます >> 第3話 ルームシェアしよう

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