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数日後、気になって Heather に会いに行くと、先日と変わってすごく嬉しそうなニコニコ笑顔で歩いてきました。
「赤ちゃんできたのよ!」

「それ、この間の・・・だよね?」
「なんのこと?私と主人の子に決まってるじゃない」
「え?」
( そういう流れにしました。Heather は子ども好きなので、子ども嫌いのだんなを押し切る形で、まずは無事に赤ちゃんを産むことを最優先に。事実がうやむやになってる状況です←リアルすぎる話の展開。昼ドラがはじまったか? )

「そんなバカな・・・あの時確かにチャイムがなったはずなのに」
「パパの名前はオーディンでちゅよー」

「ともかく、キミの好きなクッキー作ったからたくさん食べて」
クッキーモンスターの Heather は、ガッツガツと美味しそうに食べてくれました。おなかが大きくなって食欲旺盛な彼女。この姿をみると、うれしいような複雑な気持ち。
シェフのだんなにはかなわないけど、Ray も料理上手なので、彼女のためにクッキーが作れるレシピを習得したんです。

Heather は、子どもの父親が誰であろうと、シラを切り通すつもりです。

ますます彼女がいとおしくなって、 Ray が ” I love you ! ” をささやいても、

聞こえません、聞いてません。

出産の準備に向けて一生懸命本を読んでます。

そろそろ産まれる頃かと、彼女の家を訪問すると、まさに陣痛の最中でした。
遅かったね、もし目の前で陣痛はじまったら病院に連れて行くつもりだったのに、自宅でそうなっちゃったみたいで。
窓から様子がみえるのがリアルすぎます。

長い時間苦しんでます。ゲームとはいえ、マタニティシムがうなっている姿は何度見てもとまどいます。
Ray も中に入りたいけど、だんなの Odin (オーディン) と、警官の George がなぜか一緒に部屋にいて取り込み中なので、いま玄関をノックしても入るのは無理でしょう。
え、でもなんでそこに George がいるのよ? (笑)
Odin は子ども嫌いだから大丈夫かわからないけど、 警官のGeorge は家族志向だからなぜか安心。彼がそばにいるなら任せよう。

無事、産まれました。よかった。きっと George が立ち会いしてくれたおかげ (?)
リアルでした。コントロールしていない シムの出産シーンを窓越しに見るなんて、こんな状況に遭遇するの珍しいかも。
(しかも関係性がエグいね… )

あっ、のぞき見してるの彼女に気づかれたか?
「やばい、帰ろう。でもそれは絶対オレの子だよ・・・」

本業に戻って、
3 人目の恋人はコンスタンスでしたが、すぐ破局です。キツイ顔でにらまれています。
Ray はもう普通の女性とつき合っても長続きが出来ません。

ちょっとうれしかったのが、ファティマがご主人のバディムと復縁したことでした。
この時のプレイはまだマスコンなどの MOD は未使用で、チートは使わずシム達の自由行動で自然な流れにまかせていたので、ちゃんと復縁できてヨカッタヨカッタ。
罪悪感が消えました。

子どもが産まれた Heather 夫婦は、いつのまにか引っ越しをしていました。家が狭いので、家族が増えて移動したようです。気がついたら空き家になっていたので、あせりました。
Ray が必死で転居先を探し、やっと見つけて赤ちゃんにも無事に会うことができました。
(赤ちゃんが消されてないかと、確認するまでなぜか心配でした。さすがにそれは大丈夫ですね)

だんなの Odin が戻ってきたので急いで退散します。もめ事がおきないように、ヒヤヒヤします。
Heather は家庭を維持するつもりなので、彼女の希望通りにそっとしておきます。

4 人目の恋人はシャーリーです。
いちおうハートブレイカーのミッションは続けていますが、惰性でつきあっているみたい。
シャーリー : 「だから家にベビーベッドを置いたのね。独身なのに」
Ray : 「そうそう、ベビーシッターの仕事に興味があってさ、もう依頼がきてるから、急いで教えてくれる ?」
資格がない Ray のために、病院勤務のシャーリーが新生児の扱い方を教えてくれたということにしときます。

そしてもう一度、Heather の家に行きます。
彼らはイチャついておりますが、見ないふりして。

Odin : 「誰だい、コイツ?」
Heather : 「友達の友達。そんなに親しくないのよ。で、御用はなにかしら?」
( Ray は黙って彼女にあわせます )

Ray :「 というわけでオレは経験者だし、君たち二人とも仕事があるから、ベビーシッターが必要だろ?」
Heather:「そうねえ、お願いしようかしら。シャーリーが推薦するなら信用してもいいわね」
(Ray もうまいこと話を強引にすすめています。目で駆け引きをしていたかも)

Odin :「へぇ、そんなに経験豊富なら任せようか」
Heather:「そうみたい、お友達の子どもの面倒をよく見てたんだって」
亡くなった Noah や、あのちびっ子達をよく抱っこしてたもんね。
正式なベビーシッターじゃないけど、そういうことにして、Ray はうまくこの家に潜り込むことができました。

Odin :「オレとキミの赤ん坊がこんなに可愛いと思わなかったよ。子ども嫌いを克服出来そうだよ」
Heather :「ありがとうあなた、幸せだわ」
Ray の目の前でいちゃつかれました。ピキー
Heather がシラを切り通す気なら、いつかDNA 鑑定してやる ! と心の中でつぶやきます。
どうやってごまかしたか知らないけど、この子は絶対自分の子だ。
ストーリーの方向性がおかしくなってきました。

赤ちゃんはすぐに幼児に成長しました。

「ねえ、ベビーシッターは助かるけど、余計なことはしないでくれる?私達ホントに何にもなかったんだから、Odin に誤解されたら困るわ」

Ray は完全に丸め込まれました。
終わった。

Heather には負けました。身を引きます。
つづきはこちら — > 第4話 大切な想い