
次のテーマは「クローン」です。 どういうことでしょうか。

リーさんが、子供を欲しがっているようです。彼はミドルエイジだから早く結婚して二世が欲しいのかも。でも彼女は…

「私は、まだいいかな」
うん、彼女はそんなタイプじゃないので二人が結婚するイメージがわかずに計画は延期。
というか、結婚したらまたストーリーがエンドレスになるので、そろそろ方針を決めないと。

迷いました。結婚まではしないけど、リーさんのキャラがすっかり気に入ってしまったので、彼の二世は見たいという願望。
そこでひらめいたのが、これです。

「クローン券」を使ってみよう。ちょうど 45,000 ポイントたまったところなので、どんなことが起こるかお試しで。

チケットがもらえるのね。科学施設に行けばいいのかな。
初めての操作なので、手探りで進めてます。

リーさんの子供が簡単に作れる、という安易な考えでした。

すると、突然子供が現れました。じゃじゃん ! わわわ、 名前考えてない。あわてて決めました。
Feicui (フェイツイ) です。”フェイツイ” は、”翡翠” の中国語読み。この名前気に入ってます。

うんうん、似てるー、って感心してる場合じゃない、だってこの子クローンだから、リーさんの子供というより小さな分身だよ。
これ、心の準備しておかないと、混乱します。
てっきり赤ちゃんがてでくるかと思ってたので。

戸惑いました。突然家族が増えても、気持ちが追いつかない。しかもこの関係、ケイティは親じゃないから赤の他人。

ややこしい、こういう状況になってしまいます。家族構成よく考えてクローンを迎えないと、関係によってはやりづらくなるかも。

今日から三人家族です。なんて説明すればいいんだろうね。

急いで子供部屋を作ったけど、養子を迎えるより複雑な気分。赤ちゃんや幼児の時代がないから接し方がわかりません。
これ、ホントにこまった。なんでこんなことしちゃったんだろう。

フェイツイもなんだか元気なさそうな顔。みんなはじめはぎこちない生活です。

とりあえず暮らしになれるまで、あせらずにいこう。

深く考えたらだめだよね。親子でいいんだよ。あーでもフェイツイが大きくなったら、顔はそっくりかな、性格はどうなるのかなと、いろいろ混乱します。

まずは友達として、仲良くしましょうね。

フェイツイもやっと打ちとけてきました。ちょっと照れくさそうな顔。

大丈夫、数日経てば違和感がなくなりました。

あとはいつもどおり、子供目線で観察してみます。

クラスメイトの友達もできたし、普通の楽しい子供時代を過ごしています。

仲良くなると、急にいい感じになりました。学校の遠足で劇場を見学した時にもらうお土産の大きな鏡を、ケイティにプレゼントしました。彼女はコーディネートが好きだから、大喜びです。

三人とも、すっかり家族になれました。
こういう不思議な関係も、経験してみると新鮮です。

リーさんの演奏を真剣に聴いています。でもフェイツイも音楽の才能があるから、大きくなったら演奏家になるんだよね。
(っていうか、成長したらリーさんが二人になるのかな ? )

あーそっくりだわ、慣れればクローンも楽しいかも。

リーさん、ノってます。なんの曲弾いてるのかな。きっと子供ソングのなにか。
ちゃ〜ら〜 へっちゃら〜 ♪
古いのしか思い浮かばない、なにかリクエストしてあげて。今日は歌のおにいさん。

あーこの微笑み、いいな。
つづきます >> 第7話 お金の木を目で楽しむ