
二人で墓地のバーへ来てみました。
ここは不思議な安心感があって、いつまでもこの場所にいたくなります。

夜中を過ぎて、マスターは帰ってしまいましたが、ここはいつでも出入り自由だから、好きなだけいてもいいよと言われて、しばらく二人で過ごします。

ちょうどいい音楽が流れていて、二人はフリーウィルでスローダンスを始めました。
わ、すごくいいな・・うっとりして、二人のダンスをしばらく眺めました。
もう二人のダンスが美しすぎて (←でた、毎度のうっとりパターン) この先ダンスのシーンばかり続きます。

だって、フリーウィルなのに、偶然すぎるこのポジション。二人の姿が鏡に映ってます。

またスイッチ入りました。映画が始まってます。
二人の姿が絵になって

完全に二人だけの世界です。

くるりと回って、

鏡に映った自分の姿をチラッと見て

うしろで支えてる彼の顔が

二人の顔が、いい顔すぎて…

どうしてそこに鏡があるんだろう。いまこの部屋で、二人は静かに踊ってます。

不思議な時間でした。

昨日の夜からずっと中にいて、出てきたらとっくに朝でした。本当に光がまぶしいって感じました。

あの心地よさは、たぶん、ライトの加減が一番安心できるうす暗さだったのかなと思います。

ぼんやりしてしまい、日常を忘れそうです。

リッキーもきっと、何か心に響いたものがあると思います。

その後もいろんなお店にいって、いろんなバーテンダーと話しました。

懐かしいスポーツバーでも。

のんびりくつろいでます。

なんだかおもしろくて、ねこといつまでも遊びました。

そうだ、ジェットスキーをしよう。目の前が海なのに、なんで思いつかなかったんだろう。

走ろうと思えばどこまでも行けそうです。

こういう時は、海をがんがん走るのが気持ちいい。

すごい、ヨットが間近に見えます。いつもは近づくと、フッと消えるのに。

境界線がはっきりわかります。左側と色が違う。

うわあ、こんなに遠くまで、すごいすごい

ねこあらい、じゃーーっ、おりこうさんにしています。

ちょっと、かわいい〜
リッキーの心もリフレッシュされました。

今夜から、入ります。

ヴァンパイアラウンジへ。
(リッキー 、かっこいー )
つづきます >> 第15話 ヴァンパイアの瞳