やっぱり「3」が好き | 第25話 光の祭典

ライトアップしました。

まぶしい…   ちょっと光が多すぎかも

誰、お金の吹き出しでしゃべってるのは。「制作費、すごい金かかってるんだよー」

カメラマンのザックがカシャカシャ、撮影しています。

光の演出、気分が高揚しますね。

ふと、顔をあげると、

光の向こうにいるのは…

ザックのまなざし、一点を見つめています。やっぱり彼女を愛してる ?

満足そうな彼女たちの顔.. 

「いろはさん、成功しましたね ! 」

「姫子ちゃんのおかげよ〜、この色彩、ばっちりだわ」

思った以上にレーザービームが空を突き抜けて遠くまで光るので、美しかったです。

さあ、夜空に向けて、祈りを捧げましょう

遠くでののじくんがピースしています。可愛い。そうね、平和の祭典だもんね。

暗くなると、光のラインが鮮やかに。

みんな、ありがとう。整備工のレンチくんが、会場設置に協力してくれました。機械ものならまかせて。

防災のために消防士のアサヒくんも運営に参加して。

イベントは大成功。

(画像はないけど、周囲の会場で歌やパフォーマンスをやってることに)

光の中で愛を誓うと、素敵な未来になるかもよ。

今夜恋人たちは、特別な時間を過ごしています。

ああ、ザックが、愛しそうに彼女を見つめます。

いろはさんも。

過去は許して、新しい二人の未来を考えてみない ?

しばらくお互いを見つめ合い、

二人の距離が縮まって、

さあ、愛の言葉をささやいて…   

「はいっ、そこまで〜」

「はい ? 」

むぎゅ

(これ、偶然のアニメーションポーズです。指で鼻を挟んでます)

プププ、 おかしい。

「なあ、俺たち・・・」

ザックが言おうとするんだけど、

むぎゅ

「俺はピノキオか ? 」

(やばい、これウケる、なんでこうぴったりはさまるの ? )

「はい、うそつきはピノキオのはじまり〜」

いろは、全然許してない。ははは。

つづきます — >>>  § 26  女神は微笑んだか 

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