もう戻れない | 第14話 オレの人生ついてない

次はグランサム家で話し合い。「えっ、あなたたち婚約したの ?」 

モニカが結婚なんて、驚いています。

ブラッドも同席して、今後の話を進めています。

ちょうど子供たち全員が家にいます。女の子三人、みんな大きくなったね。この家庭とは、すっかり長いつきあいになりました。

フリーウィルで、子供達みんなが同じテーブルで宿題をしています。これ、かわいいなあ。

Alice : 「だったら、サンゴも一緒に暮らした方がいいわね。あの子がいて楽しかったけど、やっぱり親子は一緒がいいのよ」

Gavin :  「うん、、そうだけど、僕はさみしいな。あの子が本当の息子のつもりでいたから、いまさら手放すなんてなあ・・」

こっちの家庭の心情もよくわかります。家族志向のシムたちは、本当に仲良しで、サンゴをとても可愛がってくれたから、ご恩があります。

だから、じっくり考えて、どのみちが一番いいのか、ゆっくり答えをだしましょう。

悩んだけど、決心したようです。親元に返そう。

「これからも二番目のパパでいるから、また一緒に遊ぼうな。いや、僕は三番目のパパかな」

窓の外に注目です。アリスの家から見えるこの景色、いま一番きれいな時間帯です。この瞬間、海が光りはじめました。

「なんて美しいんだ。珊瑚が光っているじゃないか」

「見てごらん、今日は海が特別輝いているよ」

「ほんと、すごいわ、どうしちゃったの、珊瑚礁がキラキラしているわ」

「うわあ、すごいね」

みんなで海をながめています。いろんなことがあったけど、この一瞬で吹き飛び、こころがひとつになりました。

日が落ちるまで、ずっと三人で海をながめました。

ここから新しい時間がはじまります。

サンゴを引き取り、三人の生活になりました。

でも官邸で暮らすのは、家具が豪華で落ち着かないな。もっと居心地のいい家を考えよう。

サンリットタイズで眺めがよいリゾート地に、新しい家を用意しました。近くにはセレニティ・リトリートがあります。

すこし遠いけど、学校やシビックホールまで通うのは大丈夫かな。

サンゴとブラッドも違和感なく、本当の親子のように仲良くなりました。

Rufus: 「オレ、運転手なんてイヤっすよ」

Brad: 「そう言わずに、私の仕事を手伝ってくれよ。土地勘のある君にぜひ頼みたいんだ」

ブラッドの配慮で、口実を作ってルーファスとも縁がきれないように、うまくつながりをもたせました。

「お給料がちゃんとでるのよ。公務の仕事だから、手伝ってよ」

なんだかんだで、ルーファスにも顔をだすように仕向けています。

しかし彼は、いま一番「子供嫌い」が発動する時期で、この特質のシムはやっかいです。近くに小学生がいるとすぐ不機嫌になります。

ちょっとちょっと、乱暴しないで。

頭をなでてるかと思ったら、力をいれてグリグリ、子供を威圧するような態度です。うわ、みたくないな、やめてよぉ..

「お前は世界一幸せな子供だなあ」とか、いやみをいってるのかもね。

このリアクション、初めて見ました。

patronize って、日本語版だとなんていうの ?  見下すとか小バカにするとかいうニュアンスかな。またひとつ難しい英単語が。 

サンゴくん、困って泣きそうな顔をしています。

ごめんね、ルーファスは「子供嫌い」というより、根が幼稚で、幸せそうな子供に嫉妬しているのかもね。

あーあ、また機嫌悪くしてる。その態度、一生なおらないのかなあ。

(子供嫌いの特質シムをプレイするのがはじめてだったので、観察するのは面白かったけど、リアルすぎてやりづらい)

もう誰か、彼をとめて。メガホンでいろいろ叫んでますよ。どれも意味深な。ひがみっぽくなっています。

「どうしてあなたの脳みそはお子ちゃまなのっ ! 」

「悪かったな、オレはもとからこんな性格だよ !」

二人のケンカも見慣れました。

そんなルーファスにも、楽しい時間が。みんなで対戦ゲームをしています。

4人で盛り上がってます。大人も子供もゲームに夢中。

平和なひとときです。

つづきます  >> 第15話 幸せ絶頂からの失脚

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