チェルシー | 第5話 さいはての地

デイケアの時間に、こんなことがありました。

目の前の人形をとろうとして、歩行器に挟まった坊や。あらあら

ぐぎぎっ。本当に抜けられなくなりました。パパいたいよーー

しばらくすると、お迎えに来た坊やのお父さんが抱っこしてくれたので、抜け出せてよかった、やれやれ、

と安心したんけど

くっついとるやんかーーー

( 外に出て冬の服装になると、子供の髪型がなぜか変わりましたが、同じ親子です )

彼の足に歩行器がくっついたまま、帰ってしまいました。デイケアの遊具を勝手に持ち出さないでくださいよ…

(バグですが、本当にアイテム持って行かれました)

デイケアの幼児たちがほとんど成長したので、今日はお祝いのパーティを開きます。

最初に世話をした子供達だけでも 6 人もいたんだ。

保護者もきています。

あれ、この二人なんだか雰囲気がいいな。一瞬夫婦かと間違えてしまいました。

ドラゴンバレーに慣れてきたら、もっといろんなカップルを作ってみたいけど、今回は眺めるだけで精一杯。でも楽しい。

このシムのデザインもいいな。こっちは赤系。

そこのキミ、大きくなったね。初日からずっとデイケアに通ってたもんね。大人になってもがんばれよ。

いちばん最初に預かった幼児です。ラベンダー色の髪のあの子、ディロンです。

彼らは孤児だけど兄姉がいるから、元気に生きていけるでしょう。

ミスリレン家の次男くんです。彼も小学生になりました。

なんだか様子がおかしくない ?  

なんと、足に歩行器がくっついています。幼児の時、歩行器にはさまってバグったあの子です。

ひょっとしてその格好で、ずっと学校に行ってるのかな。 

座っても何しても、ずっと歩行器が足にくっついてとれません。

 「これボクのお気に入りだから、いいんだよ」

そうね、いつも歩行器に乗ってたもんね。でもバグなので、チートの Delete で消しときました。

もう、誰ひとり片付けようとしないんだから。

久々にお皿を洗いました。 8 枚重ねが決まってます。

一枚、二枚とついお皿の数を確認してしまう。

冬になったけど、馬が毎日走りたがるので、単独で遠出をさせました。

夕日がバッチリです。

海から水が吹き出てます。なんだろう、不思議な景色です。

間欠泉 ? 

あの噴水のような水しぶきに向かって、ひひーんと鳴いているようです。

ドラゴンバレーの海は、神秘的です。

お目当の彼、ショーンのその後です。結果が出ました。

この間奥さんから平手打ちされたので、そろそろ離縁されるのではと、毎日チェックして待ち構えていたら、一瞬だけ「パートナーなし」に変わったので、よし、チャンス !

と思ったら、なんと、すぐにまた「恋人関係」の表示に変わりました。

ええっ、そのパターン初めて。驚きです。

奥さんの愛はそうとう強かったようで、

負けました・・・ 

チェルシーは、いじけて落ち込んでいます。

確かめようと会いにいくと、逆効果になってしまい、けんかして戻ってきました。

あーあ。今度はこっちが終了のカウントダウンに入っています。

深入りするのはやめとこうね。あきらめます。

失恋した時は、こうやって遠くに行くのがお約束。

真っ白な世界に飛び込んでみよう。

すごい。とにかく広い。走っても走ってもこの景色。

山の美しさでは、ラッキーパームの景色も感動したけど、ここドラゴンバレーの山脈もすばらしい。こっちは山の上までのぼれるから、新鮮です。

「さいはての地」を探すと、あまりにも遠いので、戻るのが大変。

これからもドラゴンバレーにきたら、馬と一緒に走ろう。

相当の距離を走ったから、馬もご機嫌ななめです。

彼との恋愛は自分から終了しました。

つづきます  —>>   第6話 アーチェリーの名人

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