彼女は奇婦人 | 第8話 まさかのプロポーズお断り?

Ray の誕生日です。一番左には目立つピンクのドレスをきた女の子がいます。

Ray がずっと見守っていた女の子、June です。彼女もついに成人しました。「正気でない」性格なので服装もひとりだけフォーマルドレス。

だけどこのピンク色が印象的で、小さい頃の  ” ピンクのおちびちゃん ” がよみがえりました。

親しい友人もたくさん集まって、盛大にお祝いしてくれます。

おめでとう。若い Ray はこれが見納め。

でも、ミドルエイジになってもなかなかシブいよ。 40 歳くらいでしょうか。

恋人もいよいよ 9 人目になりました。隣にいるのは Tatiana です。歳がひとまわり違うけど、まあ年齢差は OK でしょう。

子どもの頃に、彼女がジューススタンドで飲み物を作ってくれた思い出があります。あの時は可愛かったな。二人とも釣りが好きで気が合うので、自然に恋人になりました。

Tatiana と一緒に過ごす時間は楽しかったけど、Ray の「お仕事」はハートブレイカーなので、彼女がラストにはなれません。

車やバイオリンや、彼女が好きなものを沢山プレゼントして…

最後に、ごめん。ちょっと胸が痛みます。

彼女はまだ若いだから、 Ray と関わってもいいことないよ。もう彼はオジさんなので、早く忘れて新しいボーイフレンド見つけてください。

(ごめんと言いながら、もう9番目となると、感覚が麻痺しています)

Ray には放っておけない女性がいるんです。

ピンクのおちびちゃん。この子は普通じゃないから、彼女を理解してあげられるのは Ray しかいないのです。

だから・・・

ハートブレイカーのお役目終了〜。

最後の恋人は歳がふたまわりほど違う June です。ラストを飾るのにピッタリ。彼女が飛びついてきた時も不思議な感覚で、小さい頃はこうやって何度も抱っこしてたっけ。

ただの移民シムだったらこんな展開にはならなかったけど、男の子が亡くなったり彼女の性格が普通でなかったりと、ずっと気がかりだったので、この流れも自然でいいなと思いました。

あら、Ray が結婚の夢を見ています。

「正気でない」お嫁さんって想像できないけど。もう結婚しちゃおうか。

恋人なんだけど保護者気分のような不思議な彼女への想い。

翌朝は家族に取り囲まれました。昨日彼女の家に泊まったからね。

みんながいっせいに Ray と話したくて集中攻撃にあってます。 

June はデフォルト顔だけど、きれいな顔立ちです。髪型も清潔感があって、きっと Ray も好きなタイプ。

これで普通の子だったら・・・

またなんか変なことされたようで、Ray が困ってます。このふりまわされっぷりが楽しい。

もうやめてくれーって心の中で叫んでるんだろうけど、Ray は彼女を愛してるから耐えてます (笑) 

「Ray、迷惑かけてスマンな。あの子が普通じゃないばっかりに」

「いいんだよPaul 、彼女はオレがずっと面倒みるから心配するなって」

そんな親友同士の会話で。横で June の奇行が続いてます。

「大丈夫、料理はオレが毎日作るからキミはなにもしなくていいからね。(コンロさわって火事になる方がこわいから ) 」

「おっ、えらいぞ、片付けはちゃんとできるんだな」 

完全に保護者気分。

June がちゃんと自主的にお皿を片付けたのは感心しました。教育はしっかりされてるので、大丈夫ですよ、きっと。

「あーっ、たすけてー、くびが、くびが」

って June のおかしな一人遊びにも見慣れてきました。

結婚しようと決めたので、小さな家だけど外装も彼女のトレードカラーのピンクにしました。

そしてプロポーズ。なのですが・・・

まさかここでもう一波乱あるとは思わず、Ray に災難がふりかかります。

このプレイで一番おもしろかった部分です。自分にとっても初めての展開。

「結婚しよう」

「えーっ、うれしい〜」

っていうリアクションで、このままリングを受け取ってアイラブユーっていう流れが、通常の幸せなプロポーズシーンですが、

ここから彼女の不思議な行動に、またふりまわされます。

( 私は手をとめて、フリーウィルで二人の様子をながめてます )

あれ、受け取らないの? 彼女が急にキョロキョロし始めます。

なんか様子が変だ。

「やっぱいらない」

ぱたっとふたを閉じられてしまいます。

えっ・・・・? まさかのプロポーズお断り? ウソ!

えええ、プロポーズを断られるって、自分のプレイで初の経験。もうびっくり。

Ray は 9 人の女性を泣かせてきたので、その報いでしょうか。まさか 10 人目の恋人から拒否されるとは。

かわいそうなくらい、ガックリしています。

(いや、でも、この展開おもしろい)

ショックが大きいこの顔。

 「どうして?オレとじゃ結婚できないのかい?」

「えーと、わかんないけど、今日はなんとなくだめ」

そういいながら、チューして〜って抱きついてこようとします。このタイミングもおもしろすぎ。

「いや、無理だ!やめてくれ〜」

さすがの Ray も混乱して、困ってます。このいやがる顔、最高。

今まで彼が女性にやってきたことを、まさに仕返しされてるかのようで、これ全部フリーウィルなのに、見てるだけで楽しいシーンでした。

つづきます — > 第9話 娘をよろしく

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